「LGBTは子どもを産まないから生産的でない」問題は、炎上することを分かってこういう発言を繰り返す手法だ。今回はそれに幹事長の放置発言。たちが悪い。

昨日7月25日に書いたものです。午前中に書いておいたのですが、深夜の酩酊帰宅のためチェックできず今になりました。


 深夜3時ごろに目が覚めて、テラスを全開にしてエアコンを消す。外の気温は部屋の中と変わらない26,7℃になっている。

 これからの1,2時間がぐっすりとよく眠れる。そんなことをこの2週間繰り返してきた。

 今日はテラスを開けてみたらむっとした空気。そのまま閉める。明け方までエアコンと扇風機はつけっぱなし。空はどんより曇り空。気温は猛暑日には至らずとの予報だが、湿気がかなりある。

 

 散歩の帰り道、無人販売所できゅうりとなすを買う。

 自宅から半径300mぐらいのところに5,6か所、小さなワゴンに野菜をおく無人販売所がある。いちばん小さい販売所は、門の前に椅子をおいてその上にお盆。ミニトマトとシシトウときゅうりぐらいしか載っていない。

 今日寄ったのは、その中でも規模がすこしだけ大きい。といっても三段ほどのワゴン。10種類ほどの野菜が載っている。集計の都合だろうか、それぞれの野菜ごとに代金入れが置いてある。細かい。

 ここは午前と午後でワゴンの向きが変わる。直接日が野菜に当たらないように午前中は西向きに午後は東向きに。

 いちばんよく利用するのは、歩いて30分、3㎞ほど離れた森さんというお宅。自宅の隣に立派な販売スペースがあって種類も多い。掃除なんかしている私たちの同世代? の奥さんともよく挨拶をする。ここは一つひとつの野菜が丁寧につくられていておいしい。

 近く小学校の前に何軒かの農家が集まって運営する大型販売所もあるのだが、最近はそこよりも「森さんち」を利用することが多い。大型販売所はまれにスーパーよりたかい時がある。

 販売所といえば、もうひとつすごいのが。そこは散歩の途中によく通る二畳ほどの小さな掘っ建て小屋。いつもがらんとしている。ここが実は近所で有名なキングof産直らしい。

 小屋の壁には「月水土の10時から販売します」とマジックで書きなぐった紙が貼っている。「らしい」というのは、噂に聞くだけで寄ったことがないからだ。その通りの散歩だと通過時間は7時ごろ。ただの掘立小屋状態。


 それでも一度くらいはと、この間10時過ぎに行ってみた。ところが人はまばら野菜もまばら。売り子のおじさん一人が暇そうにしている。

 きゅうりとミニトマトくらいしかなかったので、「10時からでしょう?他に品物はないの?」と尋ねると、「ダメだよ今頃来たんじゃ、8時ごろからクルマが並んじゃって」。
 10時になったと同時に売り切れているのだとか。
 

 以前、早朝に売りだしていたころは、深夜2時ごろから客がクルマを連ねていたとか。伝説の野菜作りの名人の販売所。きゅうりもミニトマトも味は間違いなく一級品。小さいころ食べた味がする。

 かと言って2時間も並んで買うほどの意欲は私たちにはないから、あれ以来行っていないのだが。

途中、雨がパラパラと。すぐに止んでしまった。地面を濡らすほどの量ではない。

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家に帰ると妻が必ず折り紙を折っています。死んだふりはしていません。

 

 

 昨日(24日)、岸田外務大臣緊急記者会見。なにかと思ったら、「私は自民党総裁選挙に出馬しません。安倍政権を支え続けます」だって。
「出る」というなら記者会見もいいけれど、「出ない」ためにの記者会見とは?

 
 これは「不出馬宣言」ではなく、「はむかいません=白旗=軍門に下ります宣言」だ。

 ほかの派閥が節操なく次々と安倍支持を表明する中、岸田率いる宏池会は、方針を出すのが遅かった。これ以上はっきりしないままだと、安倍さんのご機嫌を損ね、先々派閥のメンバーが冷や飯を食わされることになる。今となっては「出ない」と小さな声でいうだけでは格好がつかない。公衆の面前ではっきりと仰向けになっておなかを見せて抵抗の意思なしということを明らかにしなければ、それが昨日の記者会見。


 すべて自民党という政党の中の話。総裁が総理に直結するとはいっても、派閥同士のさや当てなど一有権者の私には興味がない。それより党内下克上の材料でもいいから、もりかけ徹底解決、賭場づくり法案撤回、議員定数6増粉砕、ぐらい叫ぶ派閥はないものか。寝首をかきあうほどの切磋琢磨?がこの政党の面白いところだったのに。
 

 もう一つ自民党の話題は、杉田水脈自民党議員の雑誌「新潮45」発言問題。

 

 今までも繰り返してきた女性差別LGBT差別発言に重ねて今度は「LGBTは子どもを産まないから生産的でない」と。そうしたらあちこちから批判の矢が飛んできた。でも自民党二階幹事長は党を代表して「人それぞれ人生観がある」として静観。

 親しい議員には「間違ったことを言っていないだから堂々としていればいいんだよ」と言われたとか。
 

 この杉田議員、次世代の党時代からこうした発言を繰り返し、安倍首相のおぼえめでたく懇請されて自民党に入ったのだとか。

 とは言え、これは今まで何度も繰り返されてきたおっさん議員たちのトンデモ発言と同じレベル。

 問題は、炎上することを分かってこういう発言を繰り返す手法だ。今回はそれに幹事長の放置発言。たちが悪い。

 自民党としてのLGBT問題に対する立場は、建前とはいえ、LGBTは生産的でない、支援の度が過ぎる、そんなに差別されているものか、といった視点はなく、不十分ではあるが差別があることを前提に「国民の性的指向性自認に対する理解の増進が前提であり、その是非を含めた慎重な検討」(2016年「性的指向性自認に関する特命委員会」(古屋圭司委員長)が示したLGBTなどの性的マイノリティへの差別解消に関する党の基本方針)が必要としている。
 また日本は、2008年の第63回国連総会で採択された性的指向等に関する宣言に署名、国連のLGBTコアグループの一員にもなっている。2008年と言えば、福田・麻生内閣、もちろん自民党が政権を担当している年である。
 こうした経過を考えれば、自民党内から杉田議員批判、処分論が出なければおかしいと思うのだが。少なくとも人生観の問題ではない。

 岸田問題も杉田問題も、つまるところ小選挙区制によるところが大きい。議員も劣化、政党も劣化、野党も劣化、その結果、政治が劣化するのは必然と言えば必然なのだが。

 

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元気で大ぶりな鰺。久しぶりに姿づくりに。首を右に傾けてみてください。