2019年1月の記事

『バルバラ セーヌの黒いバラ』、バルバラを楽しもうと思っていくと・・・。2度見て面白さが感じられればいいけれど?

U 『バルバラ セーヌの黒いバラ』(2017年・仏・98分・監督マチュー・アマルリック・主演ジャンヌ・バリバール)をジャック&ベティでみた。 「セーヌの黒いバラ」というサブタイトルは日本の配給会社がつくったもの。原題“Barbara”。ヨーロッパ的なそっけな…

1・25中教審答申は、現行法とかけ離れた実態を容認し、法を無視して膨大な時間外勤務を押しつけることにした、いわば横紙破りの認めがたいものである。 

「教員の働き方」についてである。 1月26日、新聞各紙が中教審答申を報じた。朝日、読売、日経、東京の4紙を読んだが、読売だけが見出しに「部活動指導は勤務」と打った。他紙は、そのあたりをあいまいに捉え、総合的施策として、残業時間の限定や変形労働時…

映画『家へ帰ろう』奇跡的にアブラムは友人のもとへとたどり着く。そのさまは、まるでアブラムがヨーロッパ各地に埋められている「躓きの石」を飛び石のようにしてわたっていくようにさえ見える。

昨年12月下旬に封切られた映画『家へ帰ろう』(2017年・スペイン/ アルゼンチン・原題:El ultimo traje(最後のスーツ)・93分・監督パブロ・ソラルス・主演ミゲル・アンヘル・ソラ)をジャック&ベティでみた。レディスデイだったこともあり、25分前にチケ…

今年度の授業終了。卒業おめでとう。老教員のできることは、健闘を祈ることぐらい。人を大切にしない「働き方改革」に負けるな。

今年度の授業が終わって一週間。節目のことだから少しだけ触れておきたい。 最後の授業は、例年通り17人の受講生全員がスピーチをした。 教職課程の「教職実践演習」という教科を受け持って3年目になる。週一コマ半期の授業。4限目14:40 ~16:10。ほぼ毎回、…

境川河畔を歩きながら、自然の事物のバランスを破ってに突然現れる軍用機を見るにつけ、この疑問は高校生の頃から変わっていないことに気がついて暗澹たる気持ちになる。

2週間ほど前に紅梅が咲いているのを見つけた。 近所を二人で散歩していて、あれ?何か目に触れたなと思って振り返ったら、小さな花びらが揺れていた。大寒に入る前のことだ。春近し?いやいやまだまだ。 相変わらず雨が降らない。空気が乾いている。朝方には…

全豪オープン、大坂直美選手優勝。3つの国がつながって、そこに大坂なおみがいるということが素敵なことのように思えるのだが。大坂には狭隘な「日本すごいですね」に組み込まれてほしくないなと思う。

全豪オープン2019は大阪なおみ選手の優勝で幕を閉じた。 クビトバ選手との決勝はタフなものだったが、安定感という点では大坂が一歩先んじていたという印象。 手前勝手な想像に過ぎないが、大坂が一番きつかったのは3回戦、シエシュエイ(台湾)とのゲームだ…

2019豪オープン女子準決勝大坂なおみ選手勝利、日本や日本のテニス界をあげて大坂選手を育ててきたような言い方

午後、大坂なおみ選手が出場する全豪オープン準決勝を見ていた。 昼間からテレビでテニス観戦ができるのは、昼酒同様、退職者、それも仕事をしていないおっさんの特権だ。2時間近く楽しんだ。 対戦相手はチェコのカロリナ・プリスコバ。昨年世界ランク1位だ…

町田総合高校の先生に:「生徒は明らかにあなたの人間性、教員として積み重ねてきたキャリア、まっとうな市民としての立場を平気で踏みにじるような発言をした。あなたの反撃に理由はたしかにある。多くの批判を甘んじて受けながら後悔と罪悪感に苛まれても、侮辱に対して抗った自分だけは保っておいていほしい」。

都立町田総合高校での教員による生徒への暴力の報道が波紋を呼んでいる。 当初、生徒への殴打と「ふざけんじゃねえよ、誰に言ってるんだ」という教員の言葉がフレームアップされて報道されたが、その後、被害生徒のグループのひとりが「ツイッターで炎上させ…

「生きてるだけで、愛」やっぱりこれって立派な恋愛映画。面倒くさくて嫌な女と、それに向き合わないずるい男の話ではない。

通院日。大和市の巨大図書館シリウスに寄る。珍しくやや空き気味。 目的は文学界12月号の砂川文次『戦場のレビヤタン』。バックナンバーの格納庫?にはなく諦める。先月もなかった。今月末には単行本化されるとのことだが。 当月号があったので、村田紗耶香…

正則学園の問題は「理事長への挨拶の強要」がセンセーショナルに取り上げられたが、それを除けばほとんどすべてが現在の公立学校の問題と重なるということだ。

去年のクリスマスイブから18日間、関東では雨が降っていないという。 今朝の湿度37%。気温は1℃。 風がないのでさほど寒さは感じないが、かなり乾燥している。 インフルエンザの流行も始まっている。快晴。 毎日のように火事のニュースを見る。火事には限ら…

『メアリーの総て』クリーチャー=怪物はメアリーの心そのものなのだろう。

若葉町のジャック&ベティで、『メアリーの総て』(2017年・英・米・ルクセンブルク合作・121分・原題:Mary Shelley・監督ハイファ・アル=マンスール・主演エル・ファニング)をみた。 youtu.be 1818年に出版された小説『フランケンシュタイン、あるいは現…

ブライアン・メイさんの請願署名

元旦から快晴が続いている。 いつものように境川河畔を歩く。 今朝は少し時間が早く、6時半過ぎに出たせいか、まだ夜が明けきらず、メガネもかけていないのでぼんやりした風景。気温は2℃。 玄関を出たところにある鉄工所のおかみさんがシャッターを開けてい…

ずいぶん回数を重ねてきたせいか、いまさら新しい年の清新さを格別感じることもなく、ただ冬日の温かさだけがありがたい元旦である。

新しい年を迎えた。 時間は飛ぶように過ぎてあっという間に新年。ずいぶん回数を重ねてきたせいか、いまさら新しい年の清新さを格別感じることもなく、ただ冬日の温かさだけがありがたい元旦である。 本年もよろしくお願いします。 年賀状の中の一枚に「ブロ…