12月の記事

私的な覚え書きは続かないが、誰かが読んでくれれば続くかもというと魂胆で始めたのだが、飽きっぽい私が何とか7か月続いた。目を通していただいた皆さんに感謝したい。

12月31日 朝から「実家」である。といってもすでに帰るべき実家はなく、うちで実家をやっているのである。 お昼に里帰りの7人を迎える。朝食のあとつれあいと、散歩をカットして二人でバタバタと準備にとりかかる。料理に掃除や寝具の用意などすることはいく…

「年の瀬」の「瀬」は行ったり来たりのお金の流れが激しく、借金を払わないと新年からはつけがきかなくなるぎりぎりのところという意味だそうだ。

12月27日 さっき印刷屋のWさんがカレンダーを届けに来てくださった。長年付き合っていただいている印刷屋さんだが、4月から組合関係のほとんどをやめてしまった身としては、例年のように届けていただくのは大変に恐縮である。仕事の中身同様、きめ細かな心遣…

冬至を過ぎれば日の出も早くなるものとばかり思い込んでいた。そうならないのは・・・。

12月25日 冬至を過ぎると、日の入りが少しずつ遅くなっていく。冬至に16:33だったものが、昨日24日は16:35。日の出はすぐには早まらない。冬至に6:48だったものが、昨日は6:49。このまま遅くなっていき、1月半ばから少しずつ早くなる。自然科学に疎いア…

山国の虚空日わたる冬至かな 蛇笏

12月22日 新聞が半透明のビニールに包まれている。庭の敷石は濡れていない。夜半に雨が降ったらしい。昨夜は満月に近い月が輝いていたのだけれど。 今日、冬至。横浜の日の出は6時47分、日の入りは16時33分。一年でいちばん日の短い日。 山国の虚空日わたる…

「教員勤務 休み中短く~文科省変形労働時間で年管理」を読んで考えたこと(学生編)

大学の授業、今日で今年は終わり。 週一度一コマとはいえ、9月末から13週連続。疲労というより疲労感のようなものがある。現職の中学教員のときとは全く違う疲労感ではある。 当たり前だが、中学生と違って「養育」的な面でのセンサーがここではまったく不要…

また来ますと言って7時半になる前に暇乞い。明るい奥さんの声に送り出されて店の外へ。  ちょっと寂しくもある、でもどこかあったかい会食だった。

月曜日。 朝、起床するのはいつも4時ごろ(笑)。この時期、起きてすぐ温度計を見る。室内は昨日が14.9℃、今日は16.0℃。予報では夜半から雨。 カーテンを引いて、テラスのガラス戸を少し開けてみるとかすかな雨音。暁闇は湿気を含んでいて冬の厳格さが感じら…

「サラリーマン教師」はもう古い。今、ブラックな学校で働く教員は「コンビニ教師」だ。

昨日は雨で散歩ができなかった。今日は気温6度、一昨日に比べればかなり温かい。らいはマンションを出たばかりのところの坂でウンチをしたあと、4本足を突っ張って体重を後ろに乗せ前に進もうとしない。リードを緩めると一人でマンションのエントランスの方…

旧陸軍被服支廠を広島県が3億8千万円の費用をかけて改修、敷地内に新たに見学者用の建物を建設、平和イベントなどの使うほか被爆体験を聴く場所にするとのこと。

12月9日 年末商戦のくじ引き、わざわざ途中下車して抽選をと思ったら、期限は昨日まで。今日は餅つき。一日にひとつ、こうした”やらかし”がある。 昨日の続き もう一つの新聞記事、広島の中澤晶子さんから送っていただいたもの。 すみません、写真の回転の仕…

安倍首相、サーロー節子さんの面会を拒否。『違った意見の人にも会って語り続けるのが、本当のリーダーシップではないのか』

12月8日 昨日の新聞にサーロー節子さんの日本政府への働きかけの記事が載っている。帰国して以来、精力的に広島での講演、面会活動を行い、今週、直接、政府中枢に対して核兵器禁止条約への日本の参加を求めるため上京した。 しかしこの国の「お友達内閣」は…

変形労働時間制とは「今までは勤務時間は8時間でしたが、これからそれが2時間延びて建前10時間とします。これで時間外勤務が2時間減ります。これが働き方改革です。ずいぶんとラクになるでしょうね」ということ。

12月6日 昨日とはうってかわって冷たい雨が降りしきる。緩やかなグラデーションとはいかない初冬の一日。 教員の働き方改革の話。 今年に入って文科省のリークと思える変形労働時間制についての報道が増えた。5月には「観測気球」だったものが、この夏どこか…

アディオス!アミューあつぎ映画.comシネマ! お別れは「ウインド・リバー」と「ブエナビスタソーシャルクラブ★アディオス」

12月4日。気温が20℃近い。ベストは着ずに冬用のブレザーを着て出かけたのだが、結局、終日持ち歩くことになった。札幌でも14℃だとか。 このまま温かさが続くのなら歓迎なのだが、ある日を境に冬本番が突然やってくる。 困る。冬は緩やかなグラデーションで来…

『ベートヴェン捏造~名プロデューサーは嘘をつく』あたかもこれをミステリーのように、読者とともに19世紀のウイーンの街を歩いて謎解きをしているかのように、臨場感と説得力をもって読ませてくれる。それでいて語り口は重苦しいどころかとにかく軽快かつ明快なのだ。

『ベートヴェン捏造~名プロデューサーは嘘をつく』(かげはら史帆・柏書房・2018年・1700円+税) 11月に読んだ本の中で最も強烈な印象の本。著者は1982年生まれ。これが初めての単著なのだとか。そんなことを全く感じさせない、かなりの練達の書き手といっ…

『ジグソーステーション』(中澤晶子)復刊。読者は21世紀の現在からいったん「90年頃」に旅をし、さらに戦後直後に時間の旅をすることになる。この二重性が、読む者に当時とは違った思考を迫るのではないだろうか。

子ども読み物作家の中澤晶子さんから、刊行されたばかりの『ジグソーステーション』(汐文社)の復刊本を送っていただいた。3月の『さくらのカルテ』以来、今年2冊目。 手に取ってみると、一見、初版(1991年・汐文社)のもの(私が見ているのは96年の4刷)…